2016012805_nozaki2 野崎西小学校(和歌山市梶取)で19日、6年生61人が関西電力和歌山支社の出前授業を受け、電気の仕組みや発電方法について学んだ。

 電気の基礎について同社の柿内雄大(ゆうた)さんから説明を受けた後、電気は水力、火力、原子力などでつくられていることや、日本では火力発電の燃料となる石油や天然ガスを船で運び、資源の大半を輸入に頼る現状を聞き、節電の重要さを考えた。

 また、手回し発電機を使い、エネルギーを光や熱、動力に変換する実験を行った。豆電球やプロペラ、音が出るスピーカーがついた実験板に電気を送り、使う電気の量によって回す重さに違いが生じるのを体感した。子どもたちは交代で勢いよく発電機を回した。

 最後に「なぜ関西電力で働こうと思ったのですか」と質問すると、柿内さんは「大きな会社で、社会全体がお客様になる仕事だと思いました。とてもやりがいがありますよ」と笑顔で答えていた。

 1組の初田七海さんは「電気は黄色だと思っていたけれど、透明だと知って驚きました」、所梨央さんは「ホットカーペットの範囲の設定を変えたり、コンセントを抜いたりして節電する話がためになりました」と喜んでいた。

写真=手回し発電機で実験を行った

(2017年1月28日更新)