3年後、パリで連覇を

 東京オリンピックの新種目、スケートボードの女子パークで初代女王に輝いた岩出市の四十住さくら選手(19)が8月24日、和歌山県庁を訪れ、仁坂吉伸知事に金メダル獲得を報告した。四十住選手は「みんなにスケートボードという競技の楽しさを伝えられるよう、もっと頑張ります」とますますの活躍を誓った。

 スケートボードを始めたのは小学6年の時。2018年には女子競技として初めて行われた日本選手権、アジア大会、世界選手権と3つの大会で頂点に立った。正式競技に採用された東京五輪では、ジャンプしながら空中で1回転半する大技「540」(ファイブ・フォーティー)を連続で決め、決勝に進出した8人中、唯一60点台をたたき出した。

 笑顔で知事室に入った四十住選手は「和歌山に持って帰ってくることができました」と金メダルを披露。仁坂知事から、県が昨年、スケートボード場を和歌山市雑賀崎に開設したと聞くと、「やり始める子どもたちが増えると思います」と喜び、競技の魅力については、「怖いし、危ないですけど、〝怖楽しい〟。スリルが好き」と答えていた。

 この後の記者会見で、四十住選手は五輪決勝の滑りを振り返り、「楽しむことを一番に、結果については考えず、練習してきた成果を出し切ることだけを意識していました。『540』の2連続に挑戦しようと決めたのは前日。1回しか成功していなかったので、ボードに乗れた瞬間は『よっしゃー!』と思いました」。また、今後も和歌山を拠点に活動していく考えを明らかにし、「3年後のパリ五輪で連覇を目指します」と決意を新たにした。

(ニュース和歌山/2021年9月4日更新)