肌寒い11月の夕暮れ。暖を求め、たき火を囲む人々が、串に刺したマシュマロやウインナーをあぶり、メラメラ音を立てて踊る炎をぼーっと眺める。「たき火遊び体験」を開くのは、和歌山市加太の高台にあるカフェ、カダックだ。

 高校で養護教諭をしていたオーナーの棚田博子さん(59)は40歳の時に心身を病んだ。他人の目線を意識し過ぎていたと気づき、自分自身を大切にしようと考えるように。3年前に早期退職し、昨春オープンしたカフェでヨガ教室や野点(のだて)などのイベントを催す。

 たき火は夫、修司さんの趣味。炎のゆらめきや薪がはぜる音に癒やし効果があると感じ、冬季限定で体験会を企画した。博子さんは「火は本能に訴えかける。自然体で人とコミュニケーションを取れる、ぜい沢な時間を味わって」と話す。

 12月までと来年2月~3月の土曜午後4時半から。1日1組。料理付き一人1600円。同店(073・460・8705)。

(ニュース和歌山/2022年11月26日更新)