和歌山県交通安全協会 横断歩道の渡り方指導

 県交通安全協会は2月27日、この春の新小学1年生を対象に、黄色いランドセルカバー贈呈式を行った。

 寄贈は、1960年から毎年実施しており、今年は県内232小学校などの約6400人が対象。カバーはドライバーの目に付きやすい蛍光色で、「こうつうあんぜん」の文字と、旗を持って歩くパンダが描かれ、反射材も付いている。

 西川敏秋同協会専務理事は「皆さんが元気に小学校に通い、成長することを祈っています」と挨拶。県学校教育局の深野泰宏局長は「子どもの安全は地域の願いであり、黄色いランドセルカバーはその象徴。通学路の安全強化に活用させていただきます」と語った。

  横断歩道は手を上げて

 この後、和歌山市立宮保育所の6人のランドセルに、西川専務理事らがカバーを着け、横断歩道の渡り方を練習した。

 太田小学校に入学する田中颯さんは、「カバーがうれしい。学校は緊張するけど楽しみ」と笑顔。母親の早紀さんは「学校まで歩いて15分くらい。交通量が多くて心配ですが、横断歩道で左右を確認したり手を上げたりと、交通ルールを教えてもらえてよかった」と安心していた。

(ニュース和歌山/2025年3月8日更新)