野生のイノシシやシカの肉を調理したジビエ料理で地域を元気にする県の「わかやまジビエフェスタ」が28日(月)~来年2月28日(火)に開かれる。2012年から毎年1ヵ月実施してきたが、11月の日本ジビエサミットを控え、3ヵ月に大幅延長し、県内65店が協力する。県畜産課は「毎年、店を回りきれないと聞きますので、この機会に親しむ人を増やしたい」とねらう。

 

ジビエパンフ フェスタは40店でスタート。当初は、ぼたん鍋やフレンチが大半だったが、定着するにつれ居酒屋や中華料理店、パン店が加わり、カレーやコロッケ、ソーセージ、釜飯と調理法が広がった。

 

 同課は「ジビエはカロリーが牛肉の4分の1ほどで、ヘルシー志向の女性に人気が高まった」と話す。今年は鳥取で開かれたご当地バーガーコンテストで、和歌山のジビエバーガーがグランプリを獲得したことで、さらに認知度が上がった。

 

 なお、ジビエサミットは11月29日(火)、30日(水)に和歌山市手平のビッグ愛で開かれ、ジビエ料理販売やシカ革細工のワークショップがある。詳細は日本ジビエ振興協議会HP。

 

(2016年11月12日号掲載)