「アジア・オセアニア クラシックベンチプレス選手権」が4〜11日、ニュージーランドで開かれ、岩出市吉田の伊藤和昭選手(49)が40歳代83㌔級で銀メダルを獲得。「初めての国際大会。日本代表としての試合は貴重な経験でした。今度は世界選手権に出場できるよう頑張りたい」と次の目標を見据えている。

ito 台の上に仰向けになり、挙げたバーベルの重さを競うベンチプレス。伊藤選手は競技歴約20年で、2010年のジャパンオープンマスターズ選手権で優勝するなど国内大会で活躍してきた。

 今大会は1回目に135・0㌔を成功し、2回目は自己ベストに並ぶ142・5㌔をクリア。最終3回目は145・0㌔を失敗したものの、オーストラリアやニュージーランドの選手らを抑えて2位に入った。「大会前は『失格にならないように』『記録なしに終わらないように』とだけ考えていました」と笑顔を見せる伊藤選手。「ジム仲間や友人たちからもらった寄せ書き入りの日の丸を表彰台で掲げられたのは良かったですね」

 来年からは50歳代の部となる。「年齢、性別、体重別に競うベンチプレス。自分が頑張ることでたくさんの人に知ってもらい、挑戦する人が増えれば」と願っている。

(ニュース和歌山2016年12月24号掲載)