野球のイチロー選手、サッカーの本田圭佑選手、テニスの錦織圭選手…。様々なスポーツでプロ選手が活躍していますが、岩出第二中学校２年の平松凱君もその一人です。打ち込む競技はスケートボード。西日本では最年少のプロで、「将来はレベルの高い海外の大会で活躍したい」と目を輝かせています。
スケボーは、専用のコースで滑りながら、披露する技の完成度を競います。平松君は根来小学校２年の誕生日、お父さんにボードを買ってもらい、本格的に始めました。
５年の時、「関西アマチュアサーキット」の３試合で、社会人や高校生「など年上の選手を相手に、３位２回、５位１回と安定した結果を残して総合優勝。プロ登録資格を取りました。この年は全日本選手権ジュニア部門でも優勝しました。
プロ登録ができるのは中学１年から。プロになって初めて出た昨年５月の関西オープン選手権ではレベルの高い技を次々と繰り出し、23選手中、見事６位に入りました。
今の目標は大会で賞金を獲得すること。「関西オープン選手権は賞金が５位までだったし、他の大会もあと１つ順位が届かず、まだ賞金をもらったことがありません。もらえたら、みんなでおいしいものを食べて、文房具を買って、ちょっと貯金もしたい」と中学生らしい笑顔を見せます。
平松君は８月23日（日）に岩出市の緑花センターで開かれる「岩出スポーツフェスティバル」で技を披露する予定です。また、動画サイト「ユーチューブ」で「ＧＵＹ ＨＩＲＡＭＡＴＳＵ」と入れて検索すると映像が見られます。
（ニュース和歌山2015年5月27日号掲載）
