世の中には色んなお仕事がありますね。今回は電車の運転士とペットの美容師トリマーの2人に、どんなことをしているのか教えてもらいました。

電車の運転士 和歌山電鐵 瀧本卓哉さん

 電車の運転士は、和歌山電鐵の瀧本卓哉さん(30)。この仕事を始めて7年目です。

──どんなところにやりがいを感じますか?

 「和歌山電鐵には自動改札がないので、運転士が切符を切ります。お客さんと話ができて、仕事をほめてもらうことがあります」

──仕事で困るのは?

 「地震や台風で電車を予定通りに走らせることができない時。お客さんの予定もずれてしまいます」

──貴志川線の魅力は。

 「線路沿いに住んでいる人たちがやさしくて、イベントがあるときは一緒になって盛り上がります。猫のスーパー駅長、ニタマを見ていると、いやされます」

 

 

トリマー わんわん美容室シーズー 北風愛さん

 ペットの美容師であるトリマーは、和歌山市狐島のわんわん美容室シーズーで働く北風愛さん(26)です。

──なぜこの仕事に?

 「犬のためになる仕事をしたいと思って。保健所の犬のカットもしていて、きれいになると、もらい手が見つかりやすくなるのがうれしいです」

──仕事で大切なことは。  

「犬への愛情です。バリカンの音を怖がらないよう、まずおしりのあたりで音を鳴らしたり、さわり方に気を使ったりと、常に犬の立場で考えます」

──最後に、トリマーを目指す子どもに一言。

 「同じ犬種でも体つきや毛の質により似合うカットは変わるので、普段から犬とよくふれあって見る目を養うことが大切ですね」

(ニュース和歌山より/2017年5月24日更新)