うどん、そばの具や、おせち料理に欠かせないかまぼこ。何から、どんな風に作られているのか知っていますか? 明治37年(1904年)から118年間、味にこだわり続ける濱辰商店(和歌山市雄松町)の工場を見学しました。

 

1 ○の身を練る

 かまぼこの材料は……ハモやスケトウダラなどの白身魚。この身に、小麦粉、塩、卵の白身を加えて練る。

 

2 板にのせる

 形を整える機械に練った身を入れる。出てきた身は、円柱を半分にしたような形。これを板にのせて切っていく。

ピンクの部分は、食べ物に色を付ける「食紅」を入れている

 

 

3 蒸す

 蒸して完成。この後、上の部分を焼くかまぼこもある。

 

 

最初は約40度で5〜10分、続いて約90度で30分程度蒸す

完成! 好きな厚さに切って食べよう

 

 

魚が苦手な子もいかが

 濱辰商店の嶋俊範常務…おせち料理用に忙しくなる年末は1万本以上作る日もあり、夜遅くまでかかります。かまぼこのほか、寒い時期においしいおでんに入れるひら天やごぼう天なども作っています。どれも材料は魚ですから、カルシウムが豊富。骨が苦手な子にも食べやすいですよ。ぜひ味わってくださいね。

(ニュース和歌山/2022年11月12日更新)