読者の方にアンケートをとり、和歌山人の興味・関心を読み解くこのコーナー。今回のテーマは「好きな男性俳優は?」です。

 1位は22票獲得した菅田将暉さんです。和歌山出身の漫画家、田村由美さん原作、月曜午後9時から放送中の「ミステリと言う勿れ」に出演。「歌、映画、バラエティと何でもこなせる」(10代男性)、「いろいろな役を魅力的に演じる」(50代女性)、と10~50代に人気です。

 2位の佐藤健さんは「クールな所が大好き」(60代女性)、「最近特に色気が出てきてドキッとする」(40代女性)との声が。多くの女性をとりこにしているようです。

 3位は、日曜午後10時半から放送中のドラマ「真犯人フラグ」で主演の西島秀俊さんでした。「年齢を感じさせず、何を演じても上手」(20代男性)、「シリアスな役から頼りない父までどれも素敵」(40代女性)と、演技力の高さが好評でした。

 4位は福山雅治さん。「心の栄養」(50代女性)、「声も顔もかっこいい」(40代女性)と、特に40代以上の女性人気が高かったです。実は5年前、「男前だと思う有名人は?」でアンケートをとった時、福山さんが1位でした。時間が経っても変わらず、甘いフェイスと美声に魅了される女性が絶えないんですね。

 注目は大御所、高倉健さん。2014年に他界しましたが、「男のやさしさと私生活のつつましさ」(70代男性)、「義理は欠かさず人情に厚い、かっこいい方」(70代女性)と、今なお人の心に残っているようです。

 圏外ですが、橋本市出身で2本のドラマに出演中の溝端淳平さんが6票、かつらぎ町出身の小林稔侍さんは2票を獲得。二人とも、主役も脇も演じられる俳優です。

和歌山を中心に俳優・演出家として活動する間信博さん

 俳優は台本に書かれた言葉をそしゃくし、自分というフィルターを通してキャラクターを演じます。ランクインした人たちは、若手からベテラン、大御所と、世代は違いますが、共通して「真摯(しんし)に役と向き合っている人」と感じます。等身大の自分で、自身の感性で思い描いた役柄を演じ、それが多くの人から共感されているからこそ、愛されているんだと思いますね。

(ニュース和歌山/2022年3月12日更新)