読者にアンケートをとり、和歌山人の本音、関心を読み解くこのコーナー。今回のテーマは「映画をみるなら字幕? 吹替?」です。

 結果はグラフの通り、わずかに吹替が上回りました。

 吹替を好む人の意見は、「ゆったりと見られる」(60代男性)、「映像を見逃したくない」(30代女性)、「よりストーリーを楽しみたい」(60代女性)が多く、落ち着いて内容に集中したい気持ちが読み取れます。

 また、「読むのが遅くなった」(70代男性)、「目が疲れる」(80代女性)と、自身の変化に伴い字幕からかえた人も。さらに、「子どもと見るため」(30代女性)と、親と子、祖父母と孫で鑑賞する人からの声が寄せられました。

 このほか、「家なら吹替、映画館なら字幕」(60代男性)と、場所で使い分ける人も。

 一方の字幕派は、「俳優本人の声を聞きたい」(40代女性)、「雰囲気がそのまま伝わる」(70代男性)、「言語、声も作品の一部」(40代女性)と、オリジナルのまま楽しみたい人が多いようです。「英語の勉強」(30代女性)との学習派や、「臨場感がある」(70代男性)と感じる人もいました。

 ちなみに、編集部は字幕派が多数。あなたはどっち? 

 

ジストシネマ和歌山店 大島浩平次長

 以前は「洋画と言えば字幕」が当たり前でしたが、昨今は吹替の需要が上がっています。字幕を選ぶのはコアなファンが多く、特に、「好きな俳優の時は字幕」という傾向が強いです。吹替は、「読むのがしんどい」「追いつかない」など、映像に集中したい人が選ぶ傾向にあります。字幕も吹替も個人の自由なので、好きな方で映画を楽しんでください。

(ニュース和歌山/2023年7月8日更新)