和歌山市の太田流菜さん コンテスト最優秀賞に

 有田みかんを使った創作洋菓子を競う「ノエル・アリダ・スイーツコンテスト」が11月4日、神戸市で開かれ、和歌山市の専門学校生、太田流菜さん(20)の「サパン・ド・ノエル」が最優秀賞に選ばれた。クリーム部分をクリスマスツリーの形にしたモンブランで、「アルコールを控え、食感や見た目を楽しめるよう作りました。子どもからお年寄りまで、いろいろな世代に食べてもらいたい」と話す。

 コンテストは2010年に有田市が始め、東京で人気洋菓子店を経営する鎧塚俊彦さんが審査委員長を務める。

 56作品から書類選考を勝ち抜いた10作を審査員が試食。太田さんの作品は、みかんの皮で風味を付けたスポンジの焼き菓子にチョコプレートを乗せ、メレンゲ、生クリーム、栗とみかんのクリームを3層に重ね、ツリーを作った。焼き菓子にはみかんジャムと果肉を詰めている。鎧塚さんは「栗とみかんの組み合わせはあまりない。味のバランスがよく取れている」と評価した。

 本紙配布地域では、和歌山市中之島のエルヴェ、海南市日方のヒロ・マルイチで12月31日(日)まで販売。太田さんは「自分の考えたものが商品化されてたくさんの人に食べてもらえてうれしい。人を笑顔にするパティシエを目指します」と喜んでいる。

写真=最優秀賞に輝いた「サパン・ド・ノエル」

(ニュース和歌山/2017年12月16日更新)