JAWA関西オープンアームレスリング選手権大会が5月27日、兵庫で開かれ、和歌山市の鉄腕紀州に所属する山﨑圭史選手(27)が男子60㌔級レフトハンドで優勝した。11月に東京で行われる全日本選手権に出場する。

 山﨑選手は4年前、筋力を生かせる趣味をと鉄腕紀州に入った。ここ2年はメダルのプレッシャーから、握りを意識しすぎて力んでいたが、今大会、利き手ではないレフトハンドで、体重を腕に乗せて押し切る「かみ手」で予選、決勝とも全勝した。「力を抜いた状態から一瞬で100%の力を出せるようにしたのが良かった」。ライトハンドも準優勝し、全国大会は両部門で優勝を目指す。

 この大会、同ジムの木戸堂文(たかふみ)選手(53)も男子55㌔級ライトハンドで3位入賞。同階級で最高齢だったが、20、30代を相手に、1分以上競り合う接戦を何度も繰り広げた。「最後の試合、自分でペットボトルのふたが開けられないくらい握力と体力を使いました。最後に自分のひじを伸ばされ、力が入らず敗れたのは悔しいけど、次は絶対に負けません」とリベンジを誓う。

 鉄腕紀州はメンバーを募集中。詳細は同会フェイスブック

(ニュース和歌山/2018年6月16日更新)