熱い思いを、胸に

和歌山県知事 仁坂吉伸

 毎年、数々の熱戦が繰り広げられる和歌山大会が、今年もいよいよ、紀三井寺公園野球場において開幕します。

 皆さんが憧れる甲子園では、春に行われた選抜高等学校野球大会において、本県から出場の2校が共に全国ベスト8という素晴らしい戦績を残してくれたことが記憶に新しいところです。

 その大舞台を目指す本大会に臨むに当たり、選手の皆さんは、「チームの勝利に貢献する」、「絶対に甲子園に出場する」等、強い思いをもって、厳しい練習を積み重ねてきたことと思います。

 そして、チームメイトと切磋琢磨し、お互いの絆を深めてきたことでしょう。

 今日まで皆さんを支えてくれた方々や仲間たちへの感謝の気持ちを忘れず、チーム一丸となって『熱い思いを、胸に』令和初開催の大会で躍動してください。

 夏の甲子園を目指し、夢と感動の戦いを見せてくれることを期待いたします。

 

1回の夏を全力で

(一財)和歌山県高等学校野球連盟 専務理事 伊藤誠悟

 第101回全国高等学校野球選手権和歌山大会が開幕します。選手諸君、気持ちは充実していますか。

 昨年の大会は第100回であり、世間的にも大いに盛り上がりました。和歌山県高野連もさまざまな記念行事を行いましたが、それらがまるで昨日のことのように思い出されます。しかし、高校三年生にとっては「たった1回の夏」です。100回だろうが200回だろうが関係ありません。今回の101回大会も200回に向けた最初の1歩ですが、君たちにとっては「たった1回の夏」です。感謝の気持ちを忘れず、悔いのないよう全力でプレーしてください。その姿が大きな感動を生み、高校野球を魅力あるものにしていると信じます。

 さぁ君たちの「夏」が始まります。すばらしい「夏」にしてください。健闘を祈ります。

(ニュース和歌山/2019年7月6日更新)