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 清き1票を――。立候補したのは人間ではなく動物。和歌山公園動物園を盛り上げようと同園で動物による園長選挙が行われ、7月18日(土)と7月19日(日)は午前10時~午後4時、7月20日(月)は午前10時~午後1時に投票を受け付ける。ツキノワグマのベニーをはじめ、6陣営が〝出馬〟。企画したわかやまフレンZOOガイドの後藤千晴さんは「立候補している動物をよく観察し、園を身近に感じてほしい。動物園の顔となる動物を市民のみんなで決めましょう」と呼びかけている。

 設置計画の発表から100年を迎えたお城の動物園。園の活性化に取り組むガイドは、無償で動物を解説し、ロゴマークやキャッチフレーズの作成、イベントなどに取り組んでいる。今回は、園のパンフレットやイベントに登場する園長となる動物を選挙で決めようと考えた。

 園で暮らす33種、107の動物から立候補するのは、ツキノワグマ、アメリカビーバー、ミーアキャット、ヤギ、ヒツジ、アヒル。いずれもガイドの推薦で、ポスターを園内に掲示し、応援する理由や知ってもらいたい習性などを添えている。

 7月19日午前10時半と午後1時半から、ガイドによる応援演説。無料。

(ニュース和歌山2015年7月18日号掲載)