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 紀の国わかやま国体の会期前3競技が13日に終了。和歌山県勢は、セーリングが全10種目で入賞し、和歌山県が2年連続の総合優勝を果たした。体操はロンドン五輪銀メダリストの田中和仁(徳洲会)・佑典(コナミスポーツクラブ)兄弟が出場した成年男子、さらに成年女子が優勝を飾った。

 セーリングは、成年女子セーリングスピリッツ級で宮川惠子(和歌山セーリングクラブ)・栗栖佐和(県セーリング連盟)組が国体3連覇を達成。同・レーザーラジアル級は多田桃子選手(同、写真)が制した。このほか、成年男子国体ウインドサーフィン級で尾川潤選手(島精機製作所)、少年男子420級で髙山大智・中野翔太組(星林高校)、同レーザーラジアル級で矢野伸一郎選手(和歌山工業高校)、少年女子420級で田中美紗樹・高野芹奈組(関西大学第一高校)がそれぞれ2位に入った。成年の中村和哉監督は「昨年は2種目で入賞を逃したが、今年は全種目8位以内と頑張ってくれた。何よりチームワークが良かった」と目を細めた。

 体操は成年が男女でアベック優勝。少年男子と新体操少年女子も8位入賞した。また、水泳では成年男子50㍍自由形で冨田一穂選手(県庁)が優勝。冨田選手ら4人で挑んだ200㍍リレーも2位だった。飛込では安永元樹選手(海南高校教員)が成年男子高飛込、飛板飛込の2種目で3位に、成年女子高飛込で近藤愛彩選手(アドヴァンスむそた)も3位に入った。

 全40競技の総合成績で競う天皇杯。ここまでの3競技に冬季国体の3競技の6競技を終え、和歌山県は9位につけた。

(ニュース和歌山2015年9月19日号掲載)