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 今年、3つの全国大会を制した和歌山信愛高校ソフトテニス部の優勝祝賀会が2日、和歌山市内で開かれ、関係者ら約290人が快挙を達成した選手たちを改めて祝福した。

 同部は3月の全日本高校選抜大会、8月のインターハイ、そして9月の紀の国わかやま国体と主要3大会で団体優勝を達成。このほか、インターハイ個人戦で笠井佑樹・鈴木梨沙ペアが優勝、小山舞・黒田麻衣ペアが準優勝するなど大活躍だった。

 祝賀会では森田登志子校長が「こんなにたくさんのトロフィーや優勝旗、賞状をもらってきましたが、何よりも大きいのは、自分の力を信じて、自分の力で一生懸命やり遂げる、その喜びと力強さの素晴らしさです。これがあなたたちの人生の基礎、この気持ちを忘れないで」と言葉を贈った。また、林三千夫監督は「選手たちが頑張った、その一言に尽きます。奇跡のような結果は私一人の力ではない。選手と巡り合わせてくれた保護者の皆さん、子どもたちを一緒に育ててくれたスタッフ、関係者に感謝します」と語った。

 祝賀会には県庁や県教委、県ソフトテニス連盟関係者らが多数出席。山本沙奈主将は「県を挙げてサポートしてくれていたんだと分かりました。三冠を達成した実感は全然なかったんですが、多くの方に支えられていたことを知り、改めて三冠は本当にすごいことなんだと感じました」と喜びをかみしめていた。

(ニュース和歌山2015年11月21日号掲載)