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 和歌山県ゆかりの活躍する女性200人を紹介する『あがらの和歌山~紀州の女性』が3月11日(土)に出版される。地元の魅力を本で発信する紀州文化の会が発行。大江寛代表は「女性の社会進出が叫ばれつつも、和歌山はまだまだ遅れているように感じます。本に掲載した頑張っている人の姿に刺激を受けてほしい」と望んでいる。

 郷土愛あふれる有志が2004年に立ち上げた会。和歌山の地名、歴史、方言など様々な切り口でメンバーが取材する「あがらの和歌山」シリーズを07年から毎年春に出版している。第11弾の今回は、「女性が変われば和歌山は変わる」との思いのもと、テーマを「紀州の女性」に設定した。

 作詞家の及川眠子さん、国内外で活躍する箏曲家の西陽子さん、カンボジアで孤児の支援に取り組むメアス博子さん、モデルの本谷紗己さんはじめ、まちおこし活動、趣味の文化活動に打ち込む人など、16~89歳の200人が登場。仕事や活動を始めたきっかけ、やりがい、今後の展望について写真を交えて紹介し、取り組みにかける思いやこだわり、魅力にもふれた。

 B5判、460㌻。2480円。宮脇書店ロイネット店ほか、和歌山県内主要書店で販売。同会(0736・67・7892)。

写真=ピンク色に手まりの表紙は紀州の女性をイメージ

(ニュース和歌山より。2017年2月25日更新)