昭和時代のぶらくり丁をはじめ、和歌山市中心部の動きを紹介するニュース和歌山の記事や、明治〜昭和の絵はがきが、きのくに信用金庫本店営業部(和歌山市本町)で展示されている。

 同店が開店95周年を記念し、「店舗近隣のまちの歩みを知ってもらおう」と企画した。

 記事は、弊紙の前身「週刊和歌山ニュース」「日曜夕刊」「わかやま文化通信」時代のものを含めて10点。1965年1月16日号では、不況ムードの中、当時あった丸正百貨店の売上が好調なことを紹介し、71年11月7日号では大手スーパー、ダイエーの北ぶらくり丁進出が再燃していることを伝えている。丸正屋上の遊園地、市電が走っていた70年代の本町2丁目ほか、弊紙発行『ニュース和歌山が伝えた半世紀』掲載の写真9枚も掲示している。

 一方の絵はがきは、古書店を営む溝端佳則さんが提供した45枚。1908年、和歌山城二の丸に開館した初代県立図書館、大正末期、ハスで埋め尽くされた城の内堀などが並ぶ。

 展示は10月6日(金)まで。午前9時〜午後3時。土日祝休み。

(ニュース和歌山/2017年9月13日更新)