《回答者》
◆総合診療科・外科
貴志川リハビリテーション病院
西村 和彦院長
人類の身体は、重い頭を支えるために、もともと肩や首に負担がかかりやすい構造をしています。肩こりは、肩甲骨周囲の筋肉が硬くなった状態を指し、直接的な原因は筋肉疲労と血行不良です。肩の筋肉に負担がかかると、筋肉が硬くこわばって血管を圧迫し、血行が悪くなります。すると乳酸などの疲労物質が蓄積し、神経を刺激してこわばりやだるさといった症状を引き起こします。慢性化すると痛みや頭痛にまで発展し、血行がさらに悪化する悪循環に陥ります。
主な原因は、 ①なで肩などの体型 ②長時間の前傾姿勢での作業 ③肩や首の運動不足 ④眼精疲労 ⑤ストレスなどです。治療はこれらの改善が第一で、肩や身体を冷やさないよう心がけましょう。また、入浴後など肩が温まってから行う体操やストレッチも効果的です。
肩こりは、高血圧や内臓疾患・更年期障害・狭心症など、大きな病気のサインであることも考えられます。頭痛やめまい・吐き気を伴う、手や指先にしびれがある、マッサージやストレッチをしても改善しない、日増しに痛みが増すといった場合はそのままにせず、早めに整形外科や内科・循環器内科などの医療機関への受診をおすすめします。
(ニュース和歌山/2026年10月17日更新)




























