《回答者》
◆呼吸器外科
和歌山健診クリニック・キタデ
施設長 木下 貴裕 先生
最近、すい臓がんによる死亡率が増加しています。すい臓がんで亡くなられた芸能人の方の名前もよく聞きます。
すい臓は、がんが発生しても早期発見が難しく、進行して現れる症状も、腹痛や食欲不振、黄疸、体重減少、腰や背中の痛みなどで、すい臓がん以外の理由でも起こりうるものがほとんどです。 すい臓がんの危険因子として挙げられるのは、①50歳以上 ②喫煙(喫煙していない方の約4倍)と大量飲酒 ③糖尿病 ④急激な血糖値の変化やコントロール不良などです。
検診内容は、腹部超音波検査と磁気共鳴胆管膵管撮影(MRCP)、腹部CT撮影、および採血による腫瘍マーカーのチェックがあります。
磁気共鳴胆管膵管撮影(MRCP)は、MRIを用いて胆嚢、胆管、膵管を同時に描出する非侵襲的な検査です。もし、これらの検査で異常があれば、内視鏡下胆管、膵管造影や超音波内視鏡下生検(胃経より超音波下に腫瘍の生検)などの侵襲的な検査を行う必要があります。
このように、すい臓がん検診は身体に負担が少ない検査で、特に苦痛を伴うことがないので、生存率の向上のためにもぜひ、検討していただきたいと思います。
(ニュース和歌山/2026年10月17日更新)




























