提案者:Rui(イラスト作家)

 心身に負荷がかかり、不調を引き起こしやすいと言われるストレス社会。負荷を軽減するにはどうしたらいいのか。それは、認められている実感を得ることと、一人で悩みを抱え込まないことだと思います。そこで、学校や職場に2つの習慣を設けることを提案します。

 まずは、ほめ合う習慣づくりです。小学生の時、クラスメートの良いところを探して発表する機会がありました。「〇〇君はいつも元気です」「〇〇ちゃんはとても優しいです」というふうに、自分では意識していない一面に気づかされ、また、自分では分からなかった良いところを言ってもらえ、とてもうれしくて心が温かくなったことを覚えています。

 社会人になってから、お互いの良いところを探してほめ合うのは、学生のころに比べると、少ないように思います。忙しくて、そんな時間も余裕もないのかもしれません。

 ですが、朝礼やミーティングなど、皆と話し合える場で、「〇〇さん、よく頑張っていますね」と言い合える習慣があれば、仕事へのモチベーション向上につながります。

 もう一つは、自分の悩みを打ち明ける機会づくりです。世の中には、心が疲れている人がたくさんいます。私自身、働いていて感じることがあります。そんな時、家族以外の周囲の人に相談しても、なかなか共感してもらえず、つらかったことがありました。

 ですから、心が疲れている者同士が、自分の悩みや思いを打ち明けられる場をもっと増やさなければなりません。話をすることで気持ちが軽くなり、悩んでいるのは自分一人だけじゃないと思え、孤独感やつらい気持ちが少しでも楽になると思います。

 これらを習慣づけることで、心の疲れを和らげ、元気に勉学や仕事に励める環境づくりができるのではないでしょうか。

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法案への読者の声

12月9日号掲載「企業の人材育成にボランティア活動」

 ◎新入社員の時は仕事を精一杯することで成長を感じていた。今はもう慣れ、仕事の中で成長を感じることがなくなってきた。しかし、社会活動に参加すれば、新しい刺激や人脈により内面から人間として成長できると思う。その成長を会社に還元し、会社にも社会にも役立てる人間になりたい。(会社員・匿名 38歳)

(ニュース和歌山/2018年2月17日更新)