提案者:美山はな福(落語倶楽部「紀の会」)

 朝起きたら、家族に「おはよう!」。ご飯をよそってもらったら「ありがとう!」。家を出るときは「いってきます」「いってらっしゃい」。帰ってきたら「ただいま」「おかえり」。外に出たとき、学校や職場で「おはよう」「おはよう」。コンビニやスーパーで「ありがとうございました」「ありがとうございます」。見知らぬ人とエレベーターでボタンを押してもらったら「お先にどうぞ」「ありがとうございます」。

 いろんな場所で、いろんな人とのあいさつや気遣いの言葉を、実際に口で言いましょう。特に家族から始めることが大切だと思います。「家族だから言わなくても分かるだろう」。いいえ、口に出さないと、だれにだって気持ちは通じないし、言葉にした方がお互いにうれしい気持ちになるものです。

 実際に言葉を自分の口から発することで、気持ちが明るくなったりします。ちょっとした「ありがとう」が、お互いの心をあったかくします。

 言葉を発することに慣れてきたら、そこに「笑顔」をプラスしてみましょう。最初はぎこちない〝つくり笑顔〟でもいいのです。つくり笑顔も続けることで「ほんまもんの笑顔」にきっとなります。

 笑顔であいさつされたり、笑顔でお礼を言われて、気分が悪くなる人はいません。だんだんと発する言葉もグレードアップするに違いありません。出かける相手に「気をつけてね」。荷物を持ってきてくれた人に「ありがとう、おつかれさまです」。

 人が人として生きていく限り、生活をしていく限り、他の人とのかかわりを避けることはできません。実際に会わなくても、他の人と言葉を介してかかわることを避けることはできません。ほんの数文字、数秒の言葉で、人は幸せになれます。まずは1日1回から、相手の顔を見て、あいさつを始めてみませんか?

 和歌山人はシャイだと言われることもあるけれど、これができれば、観光に来られた方にもいつもよりいい対応ができて、和歌山っていいとこだよーって、言ってもらえるかも!

 

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法案への読者の声

地元の大人が学校で職業教育

8月26日号掲載

 和歌山は高校卒業後の県外流出率日本一。そこで、地元の大人が職業観ややりがいを伝える授業を子どもたちに開き、社会人になる時、和歌山で働く道を選ぶことにつなげます。
(未来スクール実行委員長 山本理恵)

 ◎世の中には色々な職業の方がいる。しかし、残念ながら、子どもたちには主だった職種しか認知されていないし、どんな手順を踏めばその職業に就けるのか、知られていない世界も多いと思う。そこで、今回の記事にあったような未来スクールなどの取り組みがあれば、子どもたちの未来は、一層豊かなものになるのではないか。子どものうちに色々な職業を見て体験することで、視野が広がると思う。(警察犬訓練士 匿名 40歳)

 ◎私も学生時代は県外で働きたいと思っていた。しかし、今は和歌山で働く魅力を伝えたいと強く思っている。学生時代、私の周りには「地元で働くことは素晴らしいぞ」と言ってくれる大人はいなかった。学生時代に地元で働く人から職業教育を受けることは、地元で働くことに夢を持てる素晴らしい機会になるはずだ。(会社員 匿名 38歳)

 ◎今さら現状が変わるとは思えない。若者に限らず、人口が県外に流出するのは和歌山が教育、公共交通機関など様々な面で不便であり、住みにくいからではないか? この法案が悪いとは思わない。ただ、「若者の意識を変える」とあるが、今や大都市だけでなく、世界に羽ばたく時代だ。若者の未来、人生の選択、生き方を狭めるようなことがあってはならない。(アルバイト 匿名 55歳)

(ニュース和歌山/2017年9月9日更新)