提案者:永原彩加(まちなか交流スペース「みんなの学校」スタッフ


 秋と言えば何を思い浮かべますか? おいしい食べ物、きれいな紅葉……。味覚も視覚も〝おいしい〟季節ですよね。学生さんだと、体育祭や文化祭、遠足などイベントの多い季節ではないでしょうか。日本に古くからある行事ですと、お月見やお彼岸などがありますが、海外からやってきて定着した行事もあります。そう、ハロウィンです。

 近年、テーマパークをはじめ様々な場所でイベントが開催されています。ハロウィンと言えば仮装ですよね! 本来ハロウィンは、収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な行事ですが、日本では仮装をして楽しむ行事としてすっかり定着しています。

 そこで、私が提案するのは、「年に1日は仮装をして、別人になってみませんか?」というものです。

 「仮装なんてハードルが高すぎる」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか? そんな人は、もしかしてコスプレ(コスチューム・プレイ)と仮装を混同してしまっているのかもしれません。

 コスプレは、既存の漫画やアニメ、ゲームなどに登場するキャラクターをそっくりまねてふんすることを指しますが、仮装は仮に他のものの姿を装うことを指します。

 例えば魔女になる時は、頭に大きなリボンを付けて黒猫を引き連れる必要はありません。海賊になるにしても、海賊王を目指したり、目の下を黒くしてドレッドヘアにする必要はありません。あなたの思うような魔女や海賊の姿を装えばいいのです。

 ぜひ年に1日は仮装をして別人となり、和歌山で開催されるイベントに行ってみませんか? 普段なら絶対着ない服装やメイクにするだけで、自分でも知らなかった魅力に気付けるかもしれません。自分ではないものの姿になることで、知らず知らず我慢していた自分を解放できるはず。

 そうすることで交友関係を広げるきっかけにもなります。交友関係が広がれば、和歌山も活気づくのではないでしょうか? そのためにも、仮装で内なる自分をさらけ出し、別人になることを提案します。

(ニュース和歌山/2017年10月21日更新)