プロ野球の千葉ロッテ、これまでは関心が薄かったものの(すいません…)、今年は毎日、試合経過をチェックしている。お目当ては、市立和歌山高校からドラフト1位で入った新人、松川虎生捕手だ▼「2、3年後が勝負の年。開幕1軍、そしてスタメンでマスクをかぶれるよう、努力します」。今年の弊紙正月号に掲載された言葉だが、なかなかどうして。高卒ルーキーの捕手としては3人目となる開幕スタメンをつかみ取った▼4月には佐々木朗希投手の完全試合を強気のリードで演出。その佐々木投手に主審が詰め寄った際、2人の間にすっと入る姿がベテランのようだとか、打者がバットを振ったかどうか確認を求める時、多くの捕手が塁審を指さす中、手のひらを上に向けておうかがいを立てる姿が品にあふれているとか…。記事の多さは、プロ野球選手で上位かも▼今度はどんな話題でハートを鷲づかみにしてくれるのか? 今後、どんな成長曲線を描いてゆくのか? しばらく目が離せそうにない。

(ニュース和歌山/2022年6月4日更新)