暑い季節は、プールへゴー。あきばさんプール(和歌山市秋葉町)にはレースができる50㍍プールや、流れるプール、すべり台があります。水泳日本代表選手も練習に来たことがあるほど本格的ですが、夏は子どもで大にぎわい。プールの種類と、設備、イベントを紹介します。

流れるプール、すべり台

 プールは2013年9月、秋葉山の西側斜面にオープンしました。外にある流れるプールは、浮き輪につかまると、水が勝手に運んでくれます。

 その上に見えるのは、すべり台です。長さは29㍍もありますが、景色を見ながらすべると、あっという間に水の中。ただし、身長が120㌢ないと使えません。

 また、小さい子用に深さ30㌢のプールや、景色を楽しむ人がのんびりできるプールも。運営マネジャーの尾﨑寛さんが「港まつりの7月23日(日)は花火を見てもらえるよう施設前の広場を開放します」と教えてくれました。

底が上下し深さ変更

 大会で使う本格的なプールは建物の中。50㍍、25㍍の両方で大会を開けます。

 オリンピックに出る選手たちが練習に来た時、大きく開いた窓から木の葉を眺めることができ、「森の中で泳いでる気分で、良いタイムが出ます。消毒するカルキの臭いがあまりしない」と話していたそうです。所長の山口薫さんが、「水をきれいにする機械が最新式ですし、天井に使った杉の木の香りがするのと、木がカルキの臭いを吸うのかも知れません」と説明してくれました。

 両プールとも底を上げ下げできます。50㍍プールは普段、深さ1・4㍍ですが、大会では2㍍に。1日が終わると底を水面まで上げ、朝に下げます。「水の温度が下がらず、蒸発しないようにするためです。お風呂にフタをするのと一緒ですよ」と尾﨑さん。

 小中学生は50㍍プールには入れませんが、深さを90㌢に変更する8月6日(日)午前10時〜午後5時半と、27日(日)正午〜午後5時半の開放日はだれでも泳げます。
 
写真=選手には「泳ぎやすい」と人気

あきばさんプール

期 間:室内プールは1年中、屋外プールは7月1日(土)〜8月31日(木)
    午前10時〜午後9時 屋外プールは午後5時まで。月曜休み
利用料:16歳未満410円(7〜8月250円)、大人720円(同510円)
電 話:073・445・7300

水中パフォーマンスショー「トゥリトネス」

 水の中から飛んだり、後ろ向きに泳いだり、一度に同じ動きをしたりで、子どもたちに泳ぐ楽しさを伝える。
 日時:8月20日(日)午後1時
 費用:プール利用料のみ

(ニュース和歌山/2017年6月28日更新)