和歌山市の永岡杏樹さん 上位3%の好成績

 7月に行われた日本英語検定協会の実用英語技能検定準2級に、試験当日5歳だった和歌山市の永岡杏樹さんが和歌山県内上位3%に入る好成績で合格した。「特に発音が楽しく、mimic(まねをする)やpop(ポンと鳴る)などの単語が好き。be動詞は歌で覚えました。来年は2級に挑戦し、将来はアメリカのドクターになりたい」と声を弾ませる。

 祖母と母が指導する公文で、生後8ヵ月から英語や算数、国語を学ぶ永岡さん。現在は本場の英語を学ぶため英会話スクールにも通う。初めて英検を受けたのは4歳で、級が上がっていく楽しさに目覚めた。祖母の尊子さんは「記憶力が高く、常に次の目標を持ってチャレンジできる子です」と目を細める。

 準2級は高校中級程度で、日常生活に必要な英語を使用できるレベル。1次試験は100分間の筆記とリスニングで、1800点中1495点で合格した。2次試験はスピーキングで、面接官からの「カフェについてどう思うか?」との質問には「People have a very good time with friends. Also if they go to cafes, they can relax there.(友達と楽しい時間を過ごせ、リラックスできる場所)」と答えた。

 同協会広報担当は「全国的にも5歳で準2級合格は非常に珍しい。問題には漢字が使われているので、それを理解する国語力も兼ね備えているのはすごい」と話している。

(ニュース和歌山/2020年10月3日更新)