きくこ この『うみのハナ』って絵本、やさしい絵だね。

お母さん 紀美野町に住むすけのあずささんが3月1日に出した本ね。和歌山市雑賀崎の〝ハナフリ〟をテーマにしているそうよ。

きくこ 〝ハナフリ〟って?

お母さん 3月と9月に7日間、お彼岸ってあるよね? その真ん中の日、雑賀崎では、海に沈む夕日からキラキラ光るものが降ってくるって伝わっているの。それを〝ハナがフル〟と呼んでいるそうよ。

きくこ ロマンチックね。

お母さん この日に夕日を見る習慣を残したいと、すけのさんは絵本にしたんだって。

きくこ もうすぐ春のお彼岸だね。ハナフリが見られるよう、晴れるといいな。

(ニュース和歌山/2022年3月12日更新)