梅干しを除き、好きな梅の加工品を読者の皆さんに選んで頂きました。最も支持を集めたのが「梅酒」の85人でした。「甘くて飲みやすい」（64歳女性）、「疲れがとれる」（67歳女性）と特に女性に人気。36歳女性は「自分で仕込み、毎日ビンをフリフリ。作るのも出来上がりを待つのも飲むのも楽しい」。
２位は「梅ジュース」の56人。「肌がきれいになる」（63歳女性）、「疲労回復に良い」（69歳女性）と健康志向が目立ちます。「亡き母がよく漬けていました。飲むと、子どものころや母のことを思い出す」（38歳女性）と切ない声も。
29票集めた梅ジャムは「トーストやホットケーキの上にハチミツなど共にかけ頂きます」（54歳女性）、「ヨーグルトに入れ、パンにぬって食べる」（53歳女性ら２人）と食のアクセントに酸味を生かします。
以下は上表の通り。梅ゼリーは「さっぱりしていて好き」（68歳女性）。練り梅は「いろんな料理に使える」（71歳女性ら７人）と料理へ幅広く応用がきくことを讃える声が多数です。このほか、梅肉エキス、梅うどん、ニンニク梅、梅バーガーなどなど…品数の多さには圧倒されます。
梅いちばん（和歌山市十一番丁）の三鴨史直店長…梅酒は飲みやすく、女性に人気が高いのが大きいと思います。梅の加工品は開発が進み、子どもたちでも親しんで食べることができる味に変わってきました。幅広い品が次々と現れ、種類は多いですが、順位に入っているものが、残って定番化していると思います。
（ニュース和歌山2016年2月10日号掲載）
