大天守からみた紀の川河口の青岸方面です。

 堤防で仕切られた水面がみえるのは、かつて鼠島にあった貯木場です。付近には建物はほとんど見当たりません。その向こうにはたくさんの機帆船が係留されています。

 こののち、紀の川河川改修で背割堤が築かれ、青岸の一部を掘り割って現在の地形になりますが、この時、鼠島もその形を大きく変えることになります。大正七年以前の撮影です。

 (古書肆紀国堂=和歌山市築港1─11、073・499・8039=店主の溝端佳則さんのコレクションを紹介します)

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(ニュース和歌山/2017年12月16日更新)