ブエノス・ディアス! スペイン語で「おはようございます」という意味です。今回は一日の過ごし方と、ペルーを代表する観光都市、クスコについて書きます。

 午前8時に起床し、滞在先の家族とパンとヨーグルトを食べます。フルーツは安く手に入るのでたくさん食卓にのぼります。みかん、りんご、マンゴー、メロン、柿など日本でよく食べられるものや、世界三大美果の1つ、チリモヤや栄養満点のルクマなど、ペルーはフルーツパラダイスです。

 昼食はペルーの家庭料理が出てきます。例えば、牛肉の細切りに玉ねぎやピーマン、フライドポテトを一緒に炒めたロモサルタード、日本のコロッケのようなパパ・レジェーナ、黄色の唐辛子を使ったカレーに似たアヒ・デ・ガジーナなど、毎日違った料理をホームステイ先のお母さんが作ってくれます。

 その後、小学校を訪問し、野球を知らない子ども達にバッティングなどを教え、普及活動。午後4時からクラブチームで、6時半から別の球場で日本遠征に参加する小学生を指導し、8時から日本を目指す中学生に教えて1日が終わります。野球漬けの毎日ですが、周りにいる方々の支えもあり、充実した生活を送れています。

 次に、短期ボランティアで来た近畿大学野球部と旅したクスコです。〝天空の城〟で知られるマチュピチュ遺跡があるクスコ。ここは首都リマと異なり、スペイン統治時代の面影が残るため、中世ヨーロッパのような街並みです。観光客が多く、いたる所にアンデスでよく見られる服装の人が多く目に映ります。

 しかし、クスコの標高は3000㍍を超えるため、歩くとすぐ息切れしてしまいます。住んでいる人はここでサッカーなどをすると言うのだから驚きです。

 マチュピチュ遺跡は言葉に表せないくらい神秘的な場所でした。ぜひペルーへ旅行に来てください。

写真上=家庭料理のロモサルタード

写真下=マチュピチュ遺跡にて

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 向陽高校出身で元甲子園球児の森敏郎さんが、青年海外協力隊として赴任するペルーから現地レポートを届けます。

(ニュース和歌山/2017年8月19日更新)