怖さ:3
町の妖怪
出没地域:和歌山県某所

 怪談作家の田辺青蛙さんが出版された『紀州怪談』に面白い妖怪が紹介されていた。その名も「茶粥婆さん」。道端に岡持を隣に置いて、タバコをくゆらすお婆さんがいて、人が近づくと「百円で昼飯食うか?」と岡持を開ける。そこにはおかずと茶粥が入っていて、特に茶粥がすごく美味しいのだそう。ところが、少しでも残したり、こぼしたりすると、何かしらの不運に見舞われるという。その不運に遭った事を婆さんに告げると、婆さんはポロポロと涙を流し、しきりに謝るのだそうだが、目から零れ落ちる涙の一粒一粒がすべて米粒なのだという。

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(ニュース和歌山/2024年1月6日更新)