201505020809kino

 「紀の国KOボクシング」が5月10日(日)午後0時半、和歌山市手平のビッグウエーブで開かれる。角谷晃一、亮兄弟ら同市園部のクラトキジムに所属する4選手の試合をはじめ、8試合がある。

 長男の晃一選手、次男の優選手、三男の亮選手の3兄弟は昨春、そろってプロテストに合格。3人は西日本新人王トーナメントに挑んでおり、次男の優選手は4月26日、奈良で行われたライト級1回戦で勝利している。

 晃一選手は5月10日の試合が同トーナメントスーパーライト級の初戦となる。「KOにこだわりすぎず、とにかく勝利して準決勝に進めるように。試合運びを考えながら戦いたい」。一方、亮選手はスーパーフェザー級の出場が2人だったため、すでに決勝進出が決まっており、今回はその前哨戦。「地元なので、知り合いも多く応援に来てくれる。いい試合をして決勝へのはずみにすると同時に、もっと技術を高めていくためにも、自分の課題を数多く見つけたい」と語る。

 練習を見守る原田哲也会長は「3人で9月の決勝に進んでもらいたい。地元の試合は緊張するものだが、練習で培った力を出せば、KO勝利もある」と期待する。同ジムからは工藤勝人選手、脇田洸一選手もリングに上がる。

 このほか、日本スーパーバンタム級11位の菊地永太選手(真正ジム)、15位の川島翔平選手(同)らの試合も。また、WBA世界フライ級王者の井岡一翔選手を特別ゲストに招く。S席1万円、A席7000円、B席5000円、立ち見3000円。クラトキジム(073・462・1675)。

写真=西日本新人王を目指す角谷亮(左)、晃一(中央)、優(右)選手

(ニュース和歌山2015年5月2日号掲載)