住んでいる地域で毎年秋恒例の文化まつり。会場の小学校、中庭に並ぶうどんやポテト、パン、果物の店に行列が。いつも通りののどかな風景▼体育館に入ると、園児や小学生、公民館活動でお年寄りらが取り組んだ絵、工作、書道などがずらり。その一角に人だかりができていた。見ると、洪水時、どこが浸水しやすいのかを色分けして示した地域のハザードマップが貼られていた▼10月の台風、東日本では多くの河川で堤防が決壊し、洪水に見舞われた。万が一、和歌山で同じことが起こったら…。ハザードマップを確認しようと思いつつ、日ごろの忙しさを言い訳に実行していなかった。反省、反省▼そこで提案。小学校の体育館と言えば、選挙時に投票所として使われる場所。投票日にその地域のハザードマップを掲示してはどうだろう? 一票を投じたその流れで、防災情報を再確認してもらう。避難所としても活用される小学校、投票の行き帰りに避難路を確認でき、一石二鳥と思うが、いかが? (西山)

(ニュース和歌山/2019年11月23日更新)