私ごとながら昨年5月に結婚式を行う予定だったが、新型コロナウイルスの情勢を見て9月に延期。決断した1週間後、緊急事態宣言が出された。大事な晴れ舞台が、未曾有の事態により、大きく開催できなくなった▼SNS上では、期待に胸を膨らませていたカップルたちが「今、結婚式を開くのは不謹慎なのか」「キャンセル料はどれだけかかるのか」と、同じように不安をあらわにしていた。しかし、周りの人たちからは「二人を祝いたいから必ず行く」「ちゃんと感染対策するから」との声。その一言一言に人のあたたかさを感じた▼先日、東京や大阪などに再び緊急事態宣言が発令された。飲食店の時短営業やイベントの収容人数制限など、新しい方針を打ち出し、収容率50%以上で飲食を伴う結婚式については、中止要請を受けることになった▼これから式を予定しているみなさん、二人でたくさん悩むけれど、周りのみんなが支えてくれるはず。その思いにこたえられるよう、がんばれ、新婚さん。 (馬上)

(ニュース和歌山/2021年1月16日更新)