青岸のどのあたりかと考えさせられる写真ですが、どうやら現在の築地川の河口部、港橋付近と思われます。川の左手は鼠島の一部でしょう。場所の決め手は明治時代の地形図と遠方に見える山の形でした。

 掲載写真では判別が難しいかもしれませんが、奥に名草山とその下には松に見え隠れするように左から愛宕山と秋葉山が見えます。

 現在の写真は、遠方の山々を収めるために青岸橋から撮影しました。

 (古書肆紀国堂=和歌山市築港1─11、073・499・8039=店主の溝端佳則さんのコレクションを紹介します)

(ニュース和歌山/2018年2月24日更新)