和歌山の玄関口、JR和歌山駅。読者の皆さんも利用したことがあるだろうこの駅の大きな謎を、和歌山市のソランさんが見つけてくれました。「JR和歌山駅に6番ホームがないのはなぜ?」

 にわかには信じられませんが、早速駅へ。1番ホームは大阪・京都行きの特急で、2・3番は大阪方面の普通列車、4・5番は紀南方面、7番は奈良方面、8番は南海和歌山市駅と結び、9番ホームはわかやま電鉄貴志川線が乗り入れます。確かに、6番乗り場はどこに?

 


 

以前、ホームなしの線路があった

 「JR和歌山駅に6番ホームがないのはなぜ?」。JR西日本和歌山支社に聞きました。

 和歌山駅を含む多くの駅では、線路とホームの番号が同じで、1番線は1番ホーム、2番線は2番ホーム…となっています。5番線・5番乗り場と7番線・7番乗り場の間に以前、ホームなしの6番線がありました。線を切り替えるための車両や回送列車を一時的に置くもので、客は乗り降りしませんでした。

 約15年前、6番線の利用停止に伴い、線路が撤去された時、7番線を6番線、8番線を7番線へ名称を変更しました。一方、7番乗り場、8番乗り場については、利用者の混乱を避けるため、そのままとなりました。

 なるほど、そんな線路があったんですね。

(ニュース和歌山/2021年11月20日更新)