今回は先月のリーグ戦で、チームを救ってくれたストライカー2人です。鋭い得点感覚と動き出しでゴールに向かい、チームを引っ張る⑪北野純也選手、体を張って攻撃の起点となり、ゴールを生み出す⑨山内達朗選手。最前線でプレーする経験豊富な先輩2人の言動はチームの方向性を示し、新たな気づきを与えてくれます。話をする中で僕が学んだことをつづります。

7月、4戦4得点の北野(左)と、7月2日、試合終了間際に劇的な決勝弾を決めた山内

 様々な考えを持つ選手で構成されるチームにおいて、ベクトルを合わせていく。その過程では一人ひとりに〝思考の余裕〟が重要です。〝器〟が一杯では異なる考えを受け入れていくのは困難だからです。

 余裕がないことは僕もよくあり、〝器〟の整理をしていく必要があります。今、自分が何を感じて、何をするべきかを明確にし、頭の中をクリアにすると余裕が生まれてきます。こうして、自分の行動や選択を進化させていくことがチームの力につながると思います。

 今シーズンを左右すると言っても過言ではないこの8月の成長。チームが大きくレベルアップするために、まずは僕自身が思考の余裕を持てるように整理し、日々の言動を明確にしていきます。必ずJFL昇格につなげていくことを意識して──。

【7月の公式戦結果】
関西リーグ1部
第8週 ○2─1 関大FC2008
第9週 ○3─0 FC BASARA HYOGO
第10週 ●0─1 守山侍2000

全国社会人サッカー選手権関西大会
2回戦 ○3─0  FC Lazo

【8月の関西リーグ1部】
第11週(vsレイジェンド滋賀)
日時 26日㊏午後3時
会場 サカイキャニングスポーツパーク(橋本市)

(ニュース和歌山/2023年8月5日更新)