志雀の会 慰問500回記念公演

 2011年から和歌山市内の老人ホームを慰問し、舞踊やマジックを披露する志雀の会が、活動500回記念公演を12月9日㊊午後1時、同市松江北の河西コミュニティセンターで行う。桑島みどり代表(78、写真中央)は「お客さんの喜ぶ顔がやりがい。昔流行した歌や踊りを披露するので、思い出と共に盛り上がってほしい」と笑顔を見せる。

 6歳で日舞を始めた桑島さんは徳島県出身。結婚を機に和歌山へ移り、子育てしながら若柳流師範、志雀として指導してきた。会を立ち上げたきっかけは母が暮らす老人ホームで見た慰問交流会だった。手をたたいて音楽にのる利用者の姿に、「幼いころから訓練してきた私の芸事も、社会の役に立つかもしれない」との思いが込み上げた。

 会には桑島さんに賛同し、新舞踊、歌謡曲などを趣味に持つ20人が参加。月に6~7回、施設を訪問する。夫婦でマジックを披露する正木庸雄さん(79)、つや子さん(70)は「客席から起こる笑いと拍手がモチベーションになっている。気の合う仲間と共に、これからも活動を続けたい」。

 当日は各会員が発表するほか、歌手の立花しんさんと龍健二さんのステージも。無料。申し込み不要。桑島さん(073・451・6110)。

(ニュース和歌山/2019年12月7日更新)