映画による和歌山の活性化に取り組むきのくに地域活性化協議会は12月9日(水)と10日(木)、和歌山市を舞台に制作する金井純一監督の新作映画『鏡はいらない(仮題)』への出演者オーディションを同市で開く。

 金井監督は大学在学中からドキュメンタリー作品を制作し、2012年に短編『転校生』が札幌国際短編映画祭で最優秀監督賞、最優秀国内作品賞の二冠を達成。その翌年には『ゆるせない、逢いたい』で劇場長編映画デビューした。昨年は『さよならケーキとふしぎなランプ』が高評価を得た。

 今回の映画は、きのくに地域活性化協議会がオール和歌山ロケの映画を作り、和歌山の良さを伝えようと企画した。プロデューサーは和歌山市出身の前田和紀さん。妻を亡くし、心を閉ざした男と、幼少時代に心の傷を負った盲目の少女がふれあうヒューマンドラマを描く。

 今回、募集するのは10〜70歳の男女で、出演は基本的に無償(交通費のみ支給)。希望者は12月で撮影に参加できない日を明記し、写真(バストアップと全身)を添え、名前、身長、職業を書き、〒640・8425和歌山市松江北1─2─5サテライトⅡ、きのくに地域活性化協議会へ郵送か、メール(wakakatsu2015-cinema@yahoo.co.jp)で申し込む。未成年の場合は保護者の了承が必要。7日必着。

(ニュース和歌山2015年12月5日号掲載)