海のレジャーを楽しむ人たちが集う拠点「海の駅」に、マリーナシティ(写真)と湯浅漁港が新たに登録された。

 船を着岸させて休憩でき、レジャーを楽しめる海の駅は国土交通省が管轄。2000年、広島県呉市の「ゆたか海の駅」が第1号で、現在は全国149ヵ所に拡大し、各駅が連携したイベントなどを行っている。県内では「きいゆら」「なちかつうら」などに続く5、6番目の登録。
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 マリーナシティは約30隻係留できる県内最大級のビジターバースがあり、周囲には遊園地や温泉、食事、宿泊施設が充実。湯浅漁港は新鮮な海産物と特産のしょうゆを使ったしらす丼が味わえるほか、重要伝統的建造物群保存地区が近く、町の活性化につながると期待されている。

 登録されると、海の駅ネットワークが管理する専用サイトで紹介され、マリンレジャー愛好家たちの海上からの来県者増が見込める。マリーナシティは「都会から和歌山を訪れる人は豊かな自然を求めている。登録でより多くの人に和歌山の良さを感じてもらえるのでは」と語っていた。
(ニュース和歌山2015年12月12日号掲載)