大きく育って教室を涼しくしてね──和歌山市野崎の野崎小学校で5月25日㊊、グリーンカーテンを作る苗植えが行われた。
県が地球温暖化対策として2013年から小学校を対象に実施している事業で、今年度は49校が参加。つる性の植物が窓や建物を覆って日差しを遮ることで室温の上昇が抑えられ、冷房の節約と二酸化炭素の排出量削減につながる。

「元気で育ちますように」などのメッセージシールを貼ったプランターに苗を植える児童たち
中庭に集合した4年生21人は、県PRキャラクター「きいちゃん」からゴーヤ、きゅうり、日本あさがおの苗を受け取ると、さっそくプランターに手植え。やさしく土をかぶせて、たっぷりと水をやった。
このあと、県の脱炭素政策課職員が環境に関する授業を行った。まず、「日本の平均気温は100年前と比べてどれだけ上がったと思いますか」と問いかけ。「正解は1・44℃です」と発表すると「少ない!」と驚く児童もいたが、「体温で考えてみて。平熱から1℃でも上がるとしんどいよね」と聞き、地球の〝体調〟に思いを馳せた。

「私たちにできること、何があるかな?」
続いて、世界的な異常気象や海水温上昇が引き起こすサンゴの白化、23年6月の県北部を中心とした豪雨災害、梅やミカンの生育被害など、温暖化の深刻な現状について説明を受けた。さらに、電気の使用やゴミ処理など、日常生活の様々な場面でも二酸化炭素が排出されていることを学び、自分たちでできる対策をグループで話し合った。
玉置愛莉さんは「小さな行動でも環境を守ることに役立つと分かった。家でも、なるべく電気を使わないようにしたい」、加藤百夏実さんは「二酸化炭素について勉強できて良かった。できるだけ車でのお出かけを減らせるよう、家族と一緒に取り組みたい」と、それぞれ真剣な表情で話した。
(ニュース和歌山/2026年6月27日更新)

























