5月13日㊐、和歌山市の和歌浦一帯

 初代紀州藩主、徳川頼宣が父、家康の霊を慰めるため、1622年に紀州東照宮を中心に始めた祭礼。午前11時15分から、約1㌧の神輿を担ぎ、右へ左へと振りながら108段の石階段を駆け下りる神輿おろし(写真)。

 正午から行列奉行をを先頭に、太鼓や雑賀踊、餅搗(もちつき)踊、舞姫、薙刀振(なぎなたふり)、唐船・御船歌など約40の演目が約4㌔を渡御行列。和歌浦漁港前、万葉館〜あしべ橋、アートキューブ前、あしべ通り、東照宮会館前の5ヵ所で芸能を披露する。和歌浦漁港のおっとっと広場で和歌浦のグルメを販売する特設物産展も。

 東照宮(073・444・0808)、または和歌祭HP

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 和歌祭の歩みを紹介する企画展「和歌祭と現代〜祭礼のフェスティバル化と再興」が6月1日㊎まで、和歌山市栄谷の和歌山大学図書館3階で開かれている。

 紀州東照宮の祭礼、和歌祭の失われた芸能と、平成以降に復活した演目について、絵巻や装束などを通して振り返る。午前10時半〜午後4時。㊏㊐㊗休み。13日の祭当日には現地で見学会も。

 紀州経済史文化史研究所(073・457・7891)