《回答者》
◆リハビリテーション科
今村病院
リハビリテーション部
作業療法士
虎尾 駿先生
スムーズな動作のためには、肩、腕、手、指先の全体が連動することが必要となります。また、手や指先を使って細かな動作を行う巧緻性、指先で物を摘まむピンチ力、握力などもその一つとなります。それらの能力が低下することにより、食べ物を落としやすくなったり、こぼしやすくなったりすることが徐々に増えていきます。
「手や指先の力が落ちてきたけれど、箸で食事をしたい」という方には、自助具を使ってみることをお勧めします。様々な種類が開発されていますが、その中に「バネ箸」というものがあります。
普通の箸は「閉じる」「開く」の操作を指先で行います。一方、バネ箸は、持ち手の部分にバネがついており、バネの力で箸が開いて簡単に食べ物を挟むことができ、お箸が使いにくい方でも手軽に扱えるのが特徴です。
食事の際は自助具の使用だけでなく、環境を整えることも大切です。滑り止めシートを使用する、縁が高い皿などすくいやすい食器に変えるなどの工夫で一層食事がしやすくなります。それにより、食事を楽しめ、生活の質も上がりやすくなります。お困りの際は、近くの病院の専門医に相談してみてはいかがでしょうか。
(ニュース和歌山/2026年9月19日更新)




























