
《回答者》
◆消化器外科・一般外科
福外科病院
消化器外科専門医
大腸肛門病専門医
消化器病専門医
福 昭人院長
高齢になると、病気になっても若い人のように「痛い」「熱が出る」といった典型的な症状が目立たないことがあります。肺炎でも高熱や咳がなく、「食欲がない」「なんとなく元気がない」だけのことがあります。心不全でも息苦しさがはっきりせず、動くのがおっくうになった、横になっている時間が増えた、という変化から見つかることもあります。また、胆のう炎や消化器の病気、尿路感染症、糖尿病の悪化などでも、最初のサインが食欲低下ということがあります。食べられない状態が続くと脱水や筋力低下を招き、さらに体調を崩す悪循環にもつながります。
「年のせい」と様子をみている間に病気が進行することもあります。ご家族も「いつもと違う」「食事の量が減った」「体重が減った」といった小さな変化に注意してください。食欲は体からの大切なサインです。気になる変化が続くときは、早めにかかりつけ医療機関へ相談しましょう。
(ニュース和歌山/2026年9月20日更新)




























