提案者:引土 史(ふみ) 国際協力団体「AMAYAKA(W)」代表

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 バレンタインデーを控えた今の時期、大切な相手にどんなチョコレートを贈るかは、女性にとって楽しみであり、悩みどころでもあると思います。チョコレートを選ぶ基準として、もらった相手の方はもちろん、チョコレートの原料であるカカオ豆の生産者さんもハッピーになれる、とっても〝おいしい〟チョコレートを選ぶことを提案します。

 生産者もハッピーに、というのはどういうことでしょうか。私たちが日ごろおいしくいただいているチョコレートですが、実は、その元となるカカオ豆の生産者の多くが、14歳以下の子どもたちなのです。しかも、その労働というのは農薬の塗布や刃物の使用など、子どもの身体に危険をもたらす可能性が高い作業だと言われています。

 子どもたちが労働力として使われている理由は、安い賃金で雇えるからです。私も2人の子どもを持つ母として、自分の子どもと変わらない年齢の子どもたちが危険な作業に従事させられているという事実を知ったとき、何とも言えない悲しい気持ちになりました。

 甘いチョコレートの生産者にまつわる苦い話。しかし、私たちにもできることはあります。それは、児童労働を行わない生産者が作ったチョコレートを選ぶということです。児童労働がなく、環境に配慮した、質の良い物を、適正な価格で取引するフェアトレードという取り組みがあります。

 フェアトレードのチョコレートは、普段お店で見かける物に比べると高価ですが、その分、生産者がカカオ豆の取引において適正で安定した収入を得ることができ、自立した生活ができます。それによって、生産者は子どもを働きに出すようなこともなくなります。

 最近は、スーパーなどでも見かけるようになってきたフェアトレード商品。大切な方へのプレゼントとして贈るバレンタインチョコレートは、少し高くなりますが、優しさの詰まったフェアトレードの商品を贈ることを提案します。

写真=適正価格で生産者を支援

この法案にご意見を

 「賛成・反対・どちらでもない」のご意見とその理由、氏名、年齢、職業、住所、電話番号を書いてお寄せください(匿名希望の場合、その旨も明記ください)。次号以降掲載致します。抽選で毎月3人に1000円分のクオカードを贈ります。
 なお、皆さんからの「和歌山よくする法案」も募集中です。
【応募先】
編集部「よくする法案」係
郵送=〒640・8570 ニュース和歌山
FAX=073・431・0498
メール=nwtoko@nwn.co.jp

法案への読者の声

1月30日号掲載 街の中心に芝がある複合施設を

 利便性の高い街の中心部に緑豊かな芝の公園とそれに隣接した複合施設があれば、人が集まり、経済活動が活発になるでしょう。(カンテラーノサッカースクール代表・松尾直人)

sansei 私は他府県出身で、仕事上、転勤や出張が多いです。本法案の通り和歌山の市街地には、ゆっくり休めるような公園や緑があまりないように感じます。だれもが気分転換し、体を動かせるような場所が街の中心にあれば、そこを基盤として街が活性化するのではと考えます。和歌山城周りはランニングやウォーキングをしている人も多いので、非現実的ですが、福岡の大濠(おおほり)公園や上野恩賜(おんし)公園のようにスポーツと文化が融合し、更に実用的なところにこの企画が採用されたら良いなと思います。大人も子どもも健康で安心して過ごせる街にするためにも、この法案に賛成します。(会社員 匿名・31歳)

 いなか暮らしの者にとって、あまりにも遊園地が少ないと感じている。せめて大人も子どもも憩える芝生があれば。考えるだけで心が弾む。でも、小さい自治体では無理では。理想を現実に変えること、望んでやまない。(無職 匿名・80歳)

1月23日号掲載 全国初の「性を分けない街」に

hantai 「性を分けることで生み出される強要」とあるが、そう感じるなら改善が必要。しかし男と女には明確に差があり、トイレや風呂などを別にするのは合理的。その上に秩序が生まれ、世の中のしくみができている。提案者の考えを広げていくと、やがては全て男女一緒でなければならなくなるのでは。トイレがどこも男女一緒になれば、女性の中には苦痛を感じる人がたくさんいるだろうし、その女性たちにはそれこそ強要に感じられる。また、性犯罪の発生も危ぐされる。結論として、「性を分けない街」にではなく、「性の違いを理解し認め、尊敬し合う街」にしていくべき。結果的に性的少数者への理解が深まっていくだろう。(会社員 匿名・50歳)

 おそらく年配者にはなかなか理解されにくいであろう、性的少数者の生きづらさ。おねえ系と言われるキャラが世間に受け入れられつつあるとは言え、身近な人間にはまだ差別的な目を向けられてしまう世の中。スカートの動きにくさから、制服を自由選択にすること自体は賛成だが、性的少数者に対する世間の目が理解に追いついていないような現状で、ハード面ばかりを整備しても新たな差別を生むだけでは。(主婦 匿名・30歳)

(ニュース和歌山2016年2月13日号掲載)