2020年になって10日あまり。今年の大きな話題と言えば東京五輪だ▼前回のリオ五輪閉会式で行われた引き継ぎ式では、水泳の北島康介やマラソンの高橋尚子ら日本のアスリートと、ドラえもん、キャプテン翼、パックマンなど、アニメ、ゲームといった日本を代表するキャラクターが映像で共演。そして、スーパーマリオに変身し、スタジアムに設置した大きな土管から登場する安倍首相…。演出のかっこよさに全身に鳥肌が立った▼前回の東京五輪、開会式にはブルーインパルスが飛び、広い空に五輪のマークを描いた。戦闘機を使ったその演出は今も尚語り草だ。開会式や閉会式は、その国の最先端技術を駆使し披露される。今年、56年の時を経て再びあの興奮が帰ってくる▼アスリートの祭典で行われる、現在の日本が持つ先端技術。代表選手の金メダルラッシュを期待するとともに、演出に注目してみるのも楽しみのひとつだ。スポーツも、技術も、エンターテインメントも、がんばれ、ニッポン。 (馬上)

(ニュース和歌山/2020年1月11日更新)