読者にアンケートをとり、和歌山人の興味・感心を読み解くこのコーナー。今回は「動画配信サイトのユーチューブ、普段見る? 見ない?」です。結果は左のグラフ通り接戦でした。

 では、どんな目的で見るのか。「献立に困った時、料理動画を参考にする」(60代女性)、「パソコン操作を教えてくれるものは役立つ」(50代男性)、「子育てに関する情報を助産師ユーチューバーから手に入れている」(30代女性)と、暮らしの情報を知るツールとして使う人が多く、21人いました。

 和歌山のユーチューバーによる動画を見ている人も9人いました。「県内のおしゃれなカフェを探す」(50代女性)、「各地の良さを深掘りしているので、魅力を再発見できる」(40代男性)と、地元愛を深めるきっかけになっているようです。

 ユーチューブを見る人は他に、「歴史を扱った動画は勉強になる」(40代女性)、「好きなアイドルのライブ」(50代女性)など、学びや趣味について利用する人が19人。「柴犬やパンダと、かわいい動物にいやされる」(50代女性)、「音楽を聴いて気分転換」(40代女性)と、ホッとする時間や気持ちの切り替えに利用すると答えた人が8人でした。

 一方、見ない理由として、「興味がない」が大半でした。「ガラケーだから」や「パソコンやスマホを持っていない」と、見る端末がない人や、「見方が分からない」人も少なくありませんでした。

 また、「見始めると時間を全部使ってしまいそうだから、見ないようにしている」「一度手を出すと沼にハマってしまいそうで怖い」(共に50代女性)とあえて視聴していない人もいました。確かに、一本見るつもりが連続で見てしまい、「あれ? もうこんな時間なの?」…なんて事、ありますよね。

ユーチューブチャンネル「道化の道案内」企画・撮影担当、〝団長〟さん

 和歌山県内の情報発信をメーンに、釣りやゲーム実況など様々な動画を投稿しています。特に再生回数が多いジャンルは旅ものです。地元の人から聞いたオススメスポットを回る企画は人気で、観光の下調べに使っているようです。私のチャンネルを見る人は30~50代が圧倒的。若い世代はインスタグラムやLINEのライブ配信、TikTokを主に見ているように感じますね。

(ニュース和歌山/2022年11月12日更新)