和歌山市松江北の松江小学校5、6年生140人が10月11日、マレーシアから教育旅行で来日した小学4〜6年生20人と交流した。

 まず、松江小の矢田虹くんが流ちょうな英語で「短い時間ですが、一緒に楽しい時間を過ごしましょう」とあいさつ。これに対し、マレーシアのムハンマド・アミン・ナビル・モハマド・アズハルくんは日本語で「文化の違いを超えて楽しみましょう」と笑顔を見せながら返した。

 この後、松江小児童は南中ソーランと組体操、マレーシアの児童は民族舞踊を発表。さらにグループに分かれ、ドッジボールやフルーツバスケット、トランプを楽しんだ。「センキュー」「こんにちは」と単語が飛び交い、一緒に写真を撮るなど、和気あいあいとした雰囲気に包まれた。

 松江小の主井優太くんは「言葉は通じないけれど、ジェスチャーで分かり合えた」、貴志朋加さんは「伝わるように話し方を工夫した。フルーツバスケットで仲良くできた」。アミラ・ハイファ・ムハド・ヘルミさんは「日本のアニメを見ていたので、日本語は話せないけれど聞き取れた。ゲームで交流できて楽しかった」と満足そうだった。

 5年1組の松本美那教諭は「言葉の壁はあったが、身ぶり手ぶりでルールを説明したり、表情を見ながら気持ちをくんだりと、いい経験になりました」と目を細めていた。

写真=体育館で一緒にドッジボール

(ニュース和歌山/2017年10月21日更新)