ニット生地を使った春夏用のセーラー服を和歌山市市小路のエイコーコジマが自社開発。購入者の大半が従来の織物品ではなく、ニット品を選ぶ人気だ。小島吉勝社長は「ストレッチ性に優れ、あらゆる動きに対応できる。しなやかな生地で身体に沿ったシルエットが好評」と話す。

エイコーコジマが発売

 学生服の製造販売を行う創業117年の同社。10年以上前からニットセーラー服の開発を進め、全国から生地を取り寄せ試作を重ねてきた。今春、耐久性に優れ、色落ちしにくい富山県産の生地に出合い完成した。

 従来より胸元の開きを浅く、丈を長くした。アイロン不要で、汚れが取れやすく、乾きが早いのが特徴だ。今夏、モニターとして着用した中学2年女子からは「動きやすくて透けず、通気性が良く涼しい」との感想が聞かれた。

 7月に同市中学校標準服の規定をクリア。小島社長は「制服は学生を支える大きな存在。快適な学校生活と伸びやかな成長を応援できる制服に」と願っている。

 長袖6900円。同社(073・452・4129)。

写真=自信を持って勧める小島社長

(ニュース和歌山/2018年11月24日更新)